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03) 専門家による耐震診断
JUGEMテーマ:住宅

「地震とすまいの耐震」
今、みなさんが不安になっていることの一つが、地震のことだと思います。


すまいの安全の大きな柱の一つとして、耐震のことをみなさんにお伝えしたいと思います。
ぜひ、すまいを見直してみて耐震のことを一緒に考えてみてくださいね。
対策が必要であれば、出来る範囲からで構わないので、進めていきましょう。

今日は第3回目です。

 

03)専門家による耐震診断 (2012-05-11)

 

専門家による耐震診断は大きく分けて、一般診断と精密診断があります。

一般的に説明されているのは、

「一般診断」は、建物の破壊を行わず調査できる範囲で調査を行い、簡易な計算方法で診断するもの。

「精密診断」は、必要であれば壁仕上等も剥がしながら、土台や柱・梁などの構造体や耐力壁の位置や状態を調査した上で、より精密な計算方法で診断するもの。

といったところです。

ですから、最初に耐震診断をしようとなったら、まずは一般診断を行うことになります。

その結果、耐震性が不足していることが分かり、補強工事を行うことに決めたら、
本格的に壁仕上等も剥がして構造体を調査しながら、今度は精密診断を行い、補強設計を進めていくことになります。

また、自治体による補助金制度が整備されてきています。
自治体によって、一般診断なら無料で受けられるというところもあります。
是非、それを積極的に利用されたらよいと思います。
補助制度は自治体によりまちまちで、また年度により制度が変わったりしているので、
お住まいの市町村や県に問い合わせしてみましょう。

まずは、一般診断でも構いませんので、専門家の診断を受けておくとよいです。




 

ここからは、もう少し専門的なお話も書いておきます。

最初に「一般的に説明されているのは。。。。」
と書いたのには、実は理由があります。

耐震診断は、調査方法と計算方法がそれぞれにあるのです。


調査については。。。

非破壊調査:壁などの仕上を剥がしたりせずに、調査できる範囲で行うもの。
        点検口などから床下や天井裏も確認出来るとより良いです。

破壊調査 :必要であれば壁仕上等も剥がしながら、
        土台や柱・梁などの構造体や耐力壁の位置や状態を調査するもの。


計算方法については。。。
一般診断法の計算:簡易な計算方法

精密診断法の計算:細かくデータ入力するより精密な計算方法


元々一般診断法は、
なるべくすばやく沢山の建物の「補強の必要の有無を判断するため」のものでしたので、
厳しめに判定されると言われていたこともありますが、実際にはそうとも限りません。

むしろ、精密診断の方が、調査者の判断によってばらつきが出にくく、精度が高く、補強計画は精密診断で行うべきです。

つまり計算方法そのものは、精密診断の計算がお勧めなのです。


そこで、私のお勧めしたいのは、

最初に行う診断でも、

「非破壊調査+精密診断法の計算」

を行うのがよい思います。

そもそも補強の必要がないかもしれないのに、建物を壊してまでの調査は必要ない。
でも、より精度の高い精密診断の計算方法で診断しておいた方が良いし、
精密診断の計算方法であれば、後に補強計画を立てる時にも利用していけます。

のちのち補強工事までを考えているという方は、
耐震診断を行う際に、当初から精密診断の計算方法を採用した方がいいかどうか
相談してみると良いと思います。
費用が違う場合もあると思いますから、よくご検討してみて下さいね。

(補足ですが、間もなく2012年6月あたりに耐震診断基準の改定が予定されています。)


次回は、耐震の助成金制度についてです。

↓ ぽちっとおねがいします!

  

居アーキテクツ一級建築士事務所 へもどうぞいらして下さい。


01) 木造住宅の地震に対する強さ (2012-05-04)

02) 誰でもできる耐震診断をしてみよう (2012-05-07)

03) 専門家による耐震診断 (2012-05-11)

04) 耐震についての助成金制度 (2012-05-14)

05) 耐震リフォームを考えてみる (2012-05-18)

06) 耐震リフォームの減税制度 (2012-05-21)

07) さいたま市の耐震制度 (2012-05-25)

08) ゆれやすさマップをご存知ですか (2012-05-28)

 

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