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05) 珪藻土のこと
JUGEMテーマ:住宅

身体によくって、家にも良い自然素材。
そして何より気持ちよさが違うから、やっぱり自然素材を使いたい。
カビや湿気対策にも効果がある素材があります。
そんな、すまいの自然素材についてのことを、ご紹介していきます。


05) 珪藻土のこと (2012-05-30)

自然素材というと、必ず名前が出てくる珪藻土。
吸放湿性能に優れる建材と言われています。

とてもいい材料なのですが、実は選ぶのがとても難しい材料でもあります。
一口に「珪藻土塗壁」といっても、商品によってその成分も機能も性能も全然違うのです。

なぜかというと、
まず、珪藻土そのものに、種類があります。
珪藻土の種類によって性能が異なります。

また、珪藻土塗壁材料は、珪藻土だけでなく他の素材とブレンドされた材料だからです。
ブレンドされたほかの材料によって全く別物の材料になってしまいます。

ひとつずつお話していきましょう。


【珪藻土の特徴】
珪藻土は、植物性プランクトンの死骸が堆積して化石になったもの。
その大きな特徴は、非常に微細な多孔質であることです。
珪藻土の有能な調湿性能や有害物質などの吸着機能は、この微細な多孔質によるものです。

子供の頃に顕微鏡で見た植物の茎などによく似てます。
(植物なんだなぁ。。。と感心してしまいます)

もしこの孔に不純物などが目詰まりしていると、珪藻土の有能な機能が発揮できません。


【珪藻土の種類について】
珪藻土には、
・自然乾燥したもの
・高温焼成したもの
・融剤を添加してさらに高温で焼成した白色珪藻土

があります。
白色珪藻土は、不純物が除去されて孔の目詰まりが少ないものです。
原料としてはこの白色珪藻土を使ったものが、より珪藻土の機能を発揮します。


【珪藻土塗壁材料にブレンドされているもの】
珪藻土は、それだけでは塗壁材料にならないので、他の素材がブレンドされています。
固めるための材料、下地に接着させるための材料、ひび割れないようにする繊維、顔料など。。。
こういった珪藻土以外の材料も問題になります。
カビ易い材料がブレンドされているために有害な防カビ剤も混入されていたり、
ブレンド材料に有害な化学物質を使っていたり、
珪藻土を固めてしまう樹脂が入っているために、珪藻土の性能が発揮しづらくなっているものもあります。
実際に水を霧吹きする実験をすると、吸放湿性能は商品によってこれほど違うのかと驚いてしまいます。

逆に良いブレンドのものとして、珪藻土にない機能を付加している塗壁材料もあります。
固化材として消石灰をブレンドし、アルカリ性にすることで防カビ機能を付加したものなどです。

またブレンドで珪藻土の本来の性質を損なわなければ、
珪藻土は含有されている酸化チタンの光触媒効果で、
有害物質や汚れを吸着するだけでなく分解する性能も発揮します。
汚れが付着しても、しばらく経つと光触媒効果できれいになってしまいます。


珪藻土と名前がついていても、どれも同じではないのです。
同じお金を使うなら、より良い材料を使いたいですよね。

↓ ぽちっとおねがいします! 

 

居アーキテクツ一級建築士事務所 へもどうぞいらして下さい。


01) 自然素材とのおつきあい (2012-05-02)

02) 普通の材料と自然素材 (2012-05-09)

03) 使いたい自然素材かどうか (2012-05-16)

04) 自然素材は高いの? (2012-05-23)

05) 珪藻土のこと (2012-05-30)

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はじめまして。
「居」という印象的な言葉に惹かれて、ブログランキングサイトからお邪魔しました。
自然素材と植物で既製品を使わない外構・庭をつくっております、
ガーデンハーモニーの箕輪と申します。

ホームページの方の「about居」を拝見して、
「居る」という言葉を好きになりました。
「今」を大切にした言葉ですね。

自然素材は、イメージだけで語られがちな場合と、
小難しい説明になるか・・どちらかに陥ることが多く、
本質的な理解がされにくいものですよね。
そんな中、上野さんの説明は、自然素材の温かさを維持しつつ、
とってもシンプルな分かりやすい表現で、気分良く拝見しております。

初めてのコメントで長くなってしまいゴメンナサイ。
またお邪魔します。
ポチッです〜
箕輪さん、コメント有難うございます。
ガーデンハーモニーさんへもお邪魔致しました。
素敵なお庭ですね〜。
またいらしてください。ガーデンハーモニーさんへもお邪魔させていただきます。植物のこと教えて下さい。
itoma ueno | 2012/05/31 22:29
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