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07) 現代的な漆喰
JUGEMテーマ:住宅


身体によくって、家にも良い自然素材。
そして何より気持ちよさが違うから、やっぱり自然素材を使いたい。
カビや湿気対策にも効果がある素材があります。
そんな、すまいの自然素材についてのことを、ご紹介していきます。


07) 現代的な漆喰 (2012-06-13)

前回引続き、漆喰についてですが、今日は現代的な漆喰についてです。

前回もお話したように、現代的な漆喰とは本漆喰とはベツモノと捉えた方が分かりやすいです。
本漆喰のひび割れを防止するためや施工するときに塗りやすいようになど、欠点を改良しようという目的で、元々の本漆喰には使われていなかったものが添加されたりしています。
その結果、本来の漆喰の性能を損ねてしまったり、身体に有害なものを含んでいたり、施工方法が変わってしまったために性能が発揮できなかったり。。。
と現代的な漆喰の中には、本来の本漆喰のように、使いたい自然素材ではないものがあります。

出来れば、06)本漆喰のこと も合わせて読んで下さると良いと思います。


今では土地土地の左官屋さんが素材を調合するのではなく、メーカーが製造した調合済みの漆喰(製品化された漆喰)があります。
製品化されているので、職人さんによらず安定した性能を発揮するのかもしれません。
歴史的に継続して漆喰壁が施工されてる土地柄でもなければ、大抵はこのメーカーにより製品化された漆喰を使われるケースが多いです。

そこで注意したいのは、製品によっては合成樹脂を使用したものや化学繊維を使用したもの、科学的な顔料を使っているものがあります。
本来、消石灰+海藻のり+植物繊維のすさ で出来ていて自然素材である漆喰ですが、そうなるともはや自然素材とは言えない状況であります。
ですから設計段階から、どのメーカーの漆喰を使うか指定したり、配合するものの仕様を定めておかないと、ベツモノの漆喰壁になってしまう可能性があります。

現代的な漆喰が全て悪いとは思いません。
施工しやすかったり、後々ひび割れやヤセなどが出にくかったり、改良されている部分を良しとして採用するケースもあるはずです。
でも、自然素材を使いたいと思って漆喰を選んだ筈なのに、よく知らないがために化学物質が含まれている塗壁を使っていることになっていたのでは残念です。
さらに、化学物質を避ける目的で漆喰を採用するのであれば要注意です。

使い方次第なのですが、住宅というプライベートな生活の場では、自然素材の特徴(考え方によっては欠点)と付き合うのも楽しみの一つでなないでしょうか。
私自身が使いたいと思うのは、やっぱり現代的な漆喰ではなく本漆喰であったりします。

↓ ぽちっとおねがいします!



居アーキテクツ一級建築士事務所 へもどうぞいらして下さい。


01) 自然素材とのおつきあい (2012-05-02)

02) 普通の材料と自然素材 (2012-05-09)

03) 使いたい自然素材かどうか (2012-05-16)

04) 自然素材は高いの? (2012-05-23)

05) 珪藻土のこと (2012-05-30)

06) 本漆喰のこと (2012-06-06)

07) 現代的な漆喰 (2012-06-13)

08) 壁紙のこと (2012-6-20)

09) 畳のこと (2012-8-01)

10) シロアリ対策のこと (2012-08-08)

11) 自然塗料のこと (2012-09-05)

12) 蜜蝋ワックスのこと (2012-09-12)

13) 無垢フローリングのこと (2012-09-19)

14) 断熱材のこと

15) 水廻りお勧めのリノリウム床

16) 柿渋



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こんにちは。

現代的な漆喰と呼んであげるなんて、上野さんも心が広いですね〜(笑)
自然素材が脱線し出したきっかけに、
時間の短縮や均一化といった効率化の側面と、
もうひとつ、屋外での使用への応用がありますね。
私のような分野でやっていると、それをつくずく感じます。
自然素材は変化し、最終的には土に還るもの・・
という潔さも大事だな・・と思うのです。
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